明日、ゴールデンウィークの最終日、グルマン垂井本店パンの森に多くのお客様にご来店いただいています。ありがとうございます。
店内の混雑、レジ待ち、カフェの混雑とご迷惑もお掛けしています。
前回のジャイアンのブログ ”ゴールデンウィークに突入!”の中でTV取材を受けて、ご来店されているお客様にインタビュー撮影の時、取材に協力して頂いた本当に遠方からご来店いただいているお客様のことに感謝し、これからもパンの森に誇りを持って頑張っていこう!というメッセージを配信させて頂きました。
私(ひろさん)も含めてパン作りをしている社員にとって、とても励みになります。
パンの森が多くの人の心に残り残る活動になることを願っています。
しかし、反面、近隣の住民の皆様に、ご迷惑をお掛けしていることもあることを知りました。
匿名で下記の様なメールを頂きました。添付させて頂きます。
今すぐに解決できることではありませんが、真摯にご意見を受け止めて、北側の駐車場がいつも空いていますので、看板などでご利用を案内していきます。ご迷惑をお掛けしております。
*****************************************
【 お問い合わせ項目 】お店について
【 お問い合わせ内容 】
垂井店の近隣住民の苦情です。
グーグルマップの交通状況を見ればわかりますが、この店を中心として、
周辺の車の渋滞がひどい状態が続いており、早急に改善を求めます。
21号線は地域の中心的な道路でもあり、正直この店が邪魔で仕方がないです。
とにかく道路の反対側の駐車場は潰してほしいです。もしくは移店するなど、
改善を求めます。地下道なりなんなり対策はあるはず。
ご協力をお願い致します。
******************************************
グルマンの垂井店の裏庭で、薪の火の余熱で焼き上げる古代からの製法でパンを焼き始めたのは2002年からです。そして、パンの森の構想を考えました。(その物語はステートメントとして記載します。)
そして、古代の石窯のパン作りに私自身が感動し、20年間の歳月かけて、多くのお客様に喜んで頂けると信じて続けてきました。
私も歳を重ねて、グルマンは何の為に存在しているのだろうか?
そんなことも考えるようになり、後を引き継ぐ次の世代の息子達と共に話し合い、【 ここから わけあう 】と言う理念を持つようになりました。わけあうことで幸せになることを願っています。
このパンの森から、美味しさや温もりをわけあうことが出来たらと、、、、そのことがグルマンが存在する価値と思います。
地域社会の中で存在するグルマンでもあります。今回のご指摘を頂いていることに、まだまだ、グルマンのパンの森は、自分都合でしかないように感じています。
本物の姿では無いと思います。本当にお客様だけでなく地域の多くの人にグルマンのパンの森が存在していて良かった思って頂くにはどうしたらいいのか?
チャレンジしていきたいと思います。
3年前に ここからわけあう の理念スローガンと共に私たちの思いをステートメントの文章にしました。今は未熟なグルマンですが、こんなパンの森でありたい! これからも一歩一歩出来ることからすすんでいきます。
*************************************************
ここから わけあう
グルマンマルセは、思わず誰かと分け合いたくなるようなパンを焼き、みんなが心から豊かになる「パンの森」を育みます。そして、この森を通じて私たちとお客さま、お客さまとその隣人との繋がりを生み、ともにおいしさを喜び合うあたたかな社会を目指していきます。
私たちは1950年の創業以来、3代に渡り、ひたむきにパンを焼き続けてきました。世代を超えてお客さまと向き合い、気づいたことがあります。私たちの社会は、確かに便利に、快適になりました。しかし同時に、個人と地域のつながりが希薄になり、「孤食」というさびしい食事も生まれていました。
パンは、食べる人を満たすものです。お腹だけでなく、心だってそうです。世の中から孤食をなくしたい。私たちは、いつしか「パンの森」の物語をえがくようになりました。誰もがお腹いっぱいで、誰もが笑顔で、誰もが仲よくパンを分かち合う、そんな夢のような森のお話です。
この森を、現実にするために生まれたのが、岐阜県垂井町の「パンの森」です。パンとお菓子を愛する仲間が集まり、ともに助け合い、喜び合いながら、森に焼きたての香りを届けます。広場では誰もが楽しめるイベントが催され、ときに学びがあり、ときに発見があり、ときに感動を共有します。そして、この森で焼かれた「パンの森印」のパンが各地に届けられ、たくさんの人の心とお腹を満たしてくれるのです。
私たちの商品やパンの森を通して、大切な人との時間がこれまで以上に愛おしくなりますように。みんなの心の中に「ここから わけあう」気持ちが育まれますように。私たちは、その願いを胸に、今日も窯に火を入れます。
**************************************************
グルマンマルセ 鈴木政裕