こんにちは!
あっという間に7月も中旬ですね☀️
石窯部門にはクーラーがないので自然の気温の中でパンを作っています。昼過ぎになると35度超えの日もありみんな汗だくで仕事をしています。また、パンを焼く時、300度前後の高温の窯の前にいるだけで全身から発汗され、
“ パンを焼く ”
という一種のスポーツなのではないかとも思います💪
今日はそんな石窯の一日の工程について、書いていきます!
①『 火入れ 』
薪全体が燃えるように朝4時から火を入れます。
② 『 散らし 』
薪が燃えて崩れやすくホロホロの状態になったら、全体の温度が均一になるように散らします。この時窯の温度は400度を超えているので、本当に!!とっても熱い作業です。
③『 前出し 』
全体に散らした薪を一度前側に移動させ、パンを焼く適温に下がるまで待ちます。
④ 『 窯入れ、窯出し 』
温度が350度くらいになったら、前側にある灰を後ろ側に移動させて、窯の中をモップで綺麗にします。朝8時頃から高温で焼くパンから順に入れて焼いていきます。
⑤『 薪組み 』
夕方、窯の温度が200度以下になってから、次の日の薪を組みます。
この後完全に扉を閉めて、一晩乾燥させることで次の日の着火が良くなります。窯の温度が高いまま薪を組むと煙が出て燃えてしまうことがあるので、温度が下がるまで待つことが必要です。薪の種類によっても着火性や蓄熱温度や変わってくるので、パン作りに良いものを選んで注文しています。
石窯は通常の窯の2倍程の温度で短時間で焼成するため、水分をぎゅっと閉じ込めた外はパリッと中はもちっとしたパンを焼くことができます。長時間かけて作る、グルマンの石窯で焼くパンの美味しさ、ぜひ一度味わっていただきたいです🔥
石窯 小里